四国の36不動参りでのオカルト話

コロナ前、“占いの仕事”について考えた結果、四国遍路をしてみる事となり、そこではじめてリアルオカルト体験をしたのを切っ掛けに、毎年四国88カ寺を一周しています。※ジャンボタクシーで9日間、楽々お遍路ですけどね 笑
私は家に仏壇も守る墓すらない核家族育ち、いわゆる宗教フリーで生きてるので、ちゃんとお経を上げる経験もこの「お遍路」で知った感じです。
なので、いまだに心のどこかでお遍路を「大人のスタンプラリー」と、客観的に見ている自分もいながら、毎回何かしら学んで帰ってはいると感じるので、お参りの礼儀だはちゃんと守る事をモットーに四国に入ります。
で、今回は、はじめて88カ寺回るお遍路さんではなく、四国のお不動さん36カ寺を5日間で一周してきました。
ちゃんとした知識は無いので、あくまでも感覚的にそう思っているのですが、「お遍路」を例えると、ニコニコ何でも話しを聞いてはくれるカウンセラーに話を聞いてもらう感じで、それに対し「お不動さん」は、迷いがある事自体が甘さだ!みたいな説教からはじめるスパルタカウンセラー。なのでちょっと気合を入れないといけない気がして、お不動さんを参る準備をしてから、実際に行くまでに実は数年間良いタイミングに恵まれませんでした。※これを業界的?にはお不動さんに呼ばれなかったと表現します。
で、今回タイミングが揃い、やっとの初不動参り。
いつも使わせていただいているタクシー会社さんの企画に合わせて行ってきました。
四国はお参りでしか降り立った事がありません。
でも四国にお参りで行くときは必ずオカルト事件が起きるので、どんな体験ができるのか?それを一番の楽しみにしています。
今回もいつもと変わらずな不思議体験はあったのですが、根本的に1ついつもと大きく違うところがありました。
それが、一緒に参加していた方に、ちゃんと修行をされてる霊能力(というのでしょうか…)の高い女性がいらした事です。
仕事柄経験値として、自称霊能者で占いをしているインチキ野郎を山ほど見て(正確には感じて)きているし、お化けがちゃんと視れる人も感覚的にわかるし、インスピレーションが強くて感じる位ならまぁまぁある話ですが、たぶん今まで生でここまで「ちゃんとした人」と会った事はない、根本的に違いました。
変な話、そんな「ちゃんとした人」に生で会った事がないから、初見は普通のお参りマニアのおば様にしか見えなかったですが、数日間のお参りで、そういう人の「雰囲気」や、改めて見えない世界の感じ方を再確認させてもらえました。
詳しくはなかなか文章で書くの難しいし、長くなってしまうので割愛しますが、今回はじめて36不動参りをしてみて思ったのは、ついに「そろそろお参りを真面目にしないとあかんぞ!」と説教されたな…って事です。
というのも今回、「お参りが好きだから色々な修行やお参り体験をしたい」と話していた女性に、その霊能者の女性が「一つ間違えると命を取られるからむやみやたらに首を突っ込んだらあかん!」って厳しい事を言っていたのを聞いて、私も良く「占い師になりたい」という相談者に「占い商売は命を削りながらやる覚悟がないとやられるよ」と話しているので、それとは比べられる次元ではないけど、見えないモノと本気で向き合おうとしている人の感覚としては同じかも知れない…と感じたから。
どこか畑違いと思っていたのもあり、四国参りをオカルト要素や、リトリートだったり、同行者との夜の飲み会を楽しみにしたりしていたのもあるので、それは確かに、その世界と真面目に向き合っている人からしたら舐めた話で、私はもうそれなりにお参りを分かってきているのだから、もういい加減、お子様気分は卒業するべきなんだ、と納得できる良いお参りができたと実感できました。
全然関係ありませんが、お不動さんには各寺に「お迎え童子」がいます。お参りの際、36の童子の名前を続けて言うお経があるのですが、その中に「不思議童子」というお名前があり、“童子界の不思議ちゃん♡いったいどんな子だろう”と楽しみにしていて、実際に会った時に撮ったのがこの写真。
まぁ今思うと、「そういうはしゃぎ方もいい加減控えなさい」って事なんですけどね、今回は初めてだったので許してもらいます 笑