はじめてのヒトコワ⁉体験

たぶんコレが初めての“違和感”体験だったと思うので書いてみました。

確か23歳頃だったかな…、ちょっと年下のキャラ濃い目の友達(Aちゃん)ができて、Aちゃんの車でよく遊びに行ってました。
Aちゃんは、ギャルとヤンキーの間みたいな子で、私から見ると興味もあったし、ノリも良く楽しい友達でした。

ある時、飲みに行きたいところがあるから付き合ってほしいと、ホストクラブに連れていかれました。
そこにはAちゃんのお目当てのホストがいて、私はAちゃんのおごりで度々そのホストクラブに付き合わされるようになりました。

そんなある日、そのホストクラブでの支払い(1万円)をクレジットカードで立て替えて欲しいと言われ、友達としての信用もあったし、Aちゃんの実家にも行くような仲だったので、カードを貸してあげたら、「間違って10万円カードを切ってしまったから入金されたら返す」と言ってカードを返されました。

まぁ、大人ならここで「やったな…」と気付きますが、23歳なんてまだ子供だし、仲の良い友達だから、「そうなんだ」としか思いません。
で、その後も支払いの催促をしながらも、普通に友達として遊んでいましたが、そのカード代金の引き落とし日が近づき、さすがに今日お金を返してもらわないと…と会う約束をした日、それが今でもはっきり記憶に残る日になりました。

カードを貸した後もしょっちゅう会っていたし、お金を返してもらえないとも思っていなかったので、いつもと同じように待ち合わせ場所に行ったところ、その日のAちゃんはいつもと様子が違っていました。

いつもより態度がデカかったのは確かですが、それ以上に顔が全体的に黒く靄がかかったかのように見え、“日焼け?いや違う、なんか変に黒い…”と異様な雰囲気を戸惑ったのをよく覚えています。

結局その日、Aちゃんに逆切れされて返金されず、その後、Aちゃんがホストと組んでわざと10万円切って、ホストの売り上げにしていた事が分かり、Aちゃんの母親から「カードを貸したあなたも悪い」と5万円を渡され、Aちゃんとの縁は切れました。

その時はあまり深く考えていませんでしたが、今思うと、あれが初めての【感覚的な色】体験で、それから色々な経験を重ねるにつれ、実際に色が見えている訳ではないけれど、黒っぽい靄がかかっているような気がする人や場所は【好ましくない状態】という事に気付くようになりました。

ただこれは、人に備わっている危機管理能力(野生的に危害を与えそうな人や場所を避ける勘)が働いているだけであって、特殊能力ではなく、誰もが一度でもソレに気付けば、「そういうモノなんだな」と理解して有効に利用できる【第六感】なんだと思います。

きっと、これを読んでいる人の中にも、「あー、それなら私も経験ある!」って思った人も多いはず。
この色みたいなものがしっかり見えているか、見えていないけど“そんな気”がする、その具合が一般的に言う「オバケが見える霊感」の強弱なんでしょうね。

霊感が無い人はいないので、誰でも何かしらの条件が揃えば第六感を使わざるを得なくなるはず。
せっかくあるモノなら、それなりに使えた方がお得ですよね。
自分には霊感が無いと思い込んでしまうのは、もしかしたら勿体ないかも知れません。