やってるコト、弁護士と同じかも?

私の鑑定は一般的に認識されている【占い】とは少し違います。
どちらかというと、目の前の人の現状を理解して、希望する方向の未来にどんなやり方をすれば近づける事ができるかを計算し、その為に必要な行動をひとつずつ伝えていく、いわゆる弁護士さんがやっているような内容と一緒です。
なので、“相手”がいる事に関しては、あくまでも目の前にいる人の利益を考え、目の前の人にとってプラスになる話をします。
要は、加害者側の弁護をする場合、無罪を狙ったり、量刑を軽くする為に作戦を練ったり、被害者側からしたら「ふざけるな!」って思われるような理屈をこねたりする訳で、私の場合も、絶対相談者が悪いし、相手に原因はないと思っても、少しでも相談者の状況が良くなる為に、どう理屈をこねるのが正解か?という内容を話していくことになります。
そんな弁護士さんを想像しながら、私の鑑定の場合に置き換えるとこんな感じになります。
まず、相談者の現状を確認します。
そもそも相談者は問題が起きてからココに来ますから、ほとんどの場合、本人の自業自得によって事件は起きているのですが、なぜが被害者のつもりでいる事が多いというのが面白いところです。
なので、相手はもちろん、本人にも原因があるとい事をロジカルに話し、感情的になっている部分を解すというのが第一段階です。
ここまで順調に話が進むと、この先のパターンとして考えらえる事をお伝えするのですが、この段階で【納得】した自分を自覚できると、笑顔で帰る方も少なくありません。
ここからは、この段階でまだ帰れない人への対応。弁護士さんの初回相談の次の段階みたいな感じ。
まず、基本的に私の前にいる人は、問題を起こしている状態です。
それは本人の性質の問題だったり、自分から詐欺師に騙されに行ったような状態だったり、そもそも叶わない夢を叶えようとしていたり…
なので、その人の性質や状況なりに“まずはここから”出来そうなことを伝えるのですが、結局やりたくないのでしょう、【出来ない】と頑なに言い張って「もっと楽な方法」を希望されるのがほとんど。
本当に楽な方法は【この問題を捨てる事】なのですが、もちろんその思考ができないからココに至ってるので、私の言う事をしないとどうなるか?をまたロジカルに解説し、被害者感情になっている部分を、他の感情を刺激しながら中和していきます。
そして、本人の中でも、ある程度の現状把握ができてくると、今度は現状叶えられる希望を叶える為の方法の話になります。
私の場合、弁護士の扱う【法】が【宿命×運勢】、【理屈】のような部分は【運命】を使って、どう誘導して理想の結果に結びつきやすくするか?を計算し、当事者の状態に合わせてアレンジします。
これがぶっちゃけ結構ヤバいです。極端な表現をすれば、相手の宿命や運勢を利用して、相手が自ら選ぶ道(運命)を操縦することができてしまうのが私のやっている世界線なので、その為の役者が揃えばターゲットを天国にでも地獄にでも導く事ができると言っても過言ではありません。
とはいえ、無い世界は作れないので、1%でも可能性があるところを使って、相談者の希望の方向に流れる状況に向かう指導します。
ただ、実際の裁判(ドラマでしか見た事ないけど笑)のように、こちらがいくら完璧なシナリオを組んでも、本人が大事な場面でウッカリボロを見せてしまっては台無しです。
そもそも不利な条件で戦う設定なのですから、せめて言われた通りにやってくれ!って思うんですけどね。まぁ、それができないから相談に来ている訳で、色々な問題を抱えながら、我慢できたり演じられるように成長することが人生の修行なんでしょう、無駄にその回数を増やさない為の手助けをしている感じです。
ってか、こう書いていくと、私が本気になれば人を騙すのは簡単って話になってしまうのですが、騙す方も本人的に善意でないとそう騙せるものではありません。
ちなみに、自称占い師や霊能者が起こす事件って、故意に騙そうとしているのではなく、何らかの幻聴や幻覚を起こす精神病に近いモノを自分に取り込んでしまって、そんな凄い自分の言う事を聞かない方が悪い、自分の為に働くべきだ、って、当たり前の善悪も判らなくなってしまうからあんなことができるだけ。
こういう「故意」ですらない、何かに囚われた人が起こしがちな事って結構身近にあったりして、スピリチュアルにハマり過ぎると変な感覚に囚われて正常の社会生活ができなくなったりするのも裏を返せばコレと同じです。
私が扱う内容はそこまでブラックな世界ではないので、せいぜい恋愛や結婚成就、仕事の成功程度のモノですが、確かに言われた通りに行動してもらえると成就します。
ただし、成就するとパタっと顔を見せなくなるのも事実…
本当はその後の方が問題を含んでいる事を自覚していないんですよね。
あくまでも私は「相談者の希望を叶える」(もしくは納得させる)事を仕事にします。
その為に、叶う為の導きをしますが、それは本人が自発的に思いついて行動したことではない、マヤカシの行動です。
ですから、マヤカシの行動で勝ち取った事を継続するには、そのマヤカシをある程度自分のモノにする必要があります。
でも、人は成功を手に入れるまでは頑張るのに、手に入った途端に気が緩む。
結局、その成功体験によって前よりもタチが悪い人になってしまう、なんてことも否定できません。
冷たい言い方になってしまいますが、叶えられる願いであれば、納得する結論に導く事は可能ですが、頑張って手に入れた事に関しては、その先の継続にもそれなりの頑張りが必要になる事を想像できないと、せっかくの頑張りは次の悩みを生むブリッジにしかなりません。
専門家に問題を解決してもらう時は、その終着点をどこにするのか、問題の先にある未来まで想像出来ないと、自分で何もできない人になってしまいますよ。

