「天職」を知るのは簡単です

先日、富士吉田の友人に会いに行ったら、富士山の雪解け時に現れる「農鳥」を教えてくれました。
写真の真ん中位にある「レ」の形をした雪の部分なのですが、その年によって「鳥」の形は少し違うみたいです。(今年は鳩サブレ?)
富士山に春を告げる「農鳥」地元では田植え等の農作業を始める目安として親しまれているようです。
こういった地域ごとの習わしを知ると、その土地土地の温度を感じられて親近感を得る事ができて良いですね(^^)
旅に出られた時こそ、地域の方々とのふれあいを楽しんでいただきたいと思います。

 

最近は、就職・就活・転職について鑑定を希望される方が多くいらっしゃいます。

ある程度社会人経験をされた方の転職相談はとても簡単です。
ご本人も向き不向きに何となく気付いていますから、転職を考えた段階で50%は成功に向かっているので、残りの50%に運勢の流れを足してあげれば、より良い転職を目指せます。

しかし、新卒の方の就活相談はそう簡単に答えが出せません。
社会人になるというのは、人生で一番初めに経験する本格的な分岐点で、若い魂に物凄い影響を与えます。

もちろん、宿命や運命から「天職」を視るのは簡単ですから「こういう仕事が向いてる」というのは楽チンです。

ただ、その天職が希望するものと全く違う職種だったらどうでしょう?
間違いなく、天職といわれた仕事ではなく、やりたい仕事を選ぶはずです。

宿命に描かれた天職というのはとても残酷で、その道に自然と進めた人には大きな力になりますが、
天職ではない仕事に就いた場合、どんなに努力をしても“それなり”にしか発展できないので、それを知る事が本当に幸せなのかどうか、私の立場でも考えてしまう事が多いです。
ただ、最終的に向かない仕事に就いていては運は開けず、辛い経験ばかりが自分を苦しめ、心を病む事で仕事を辞められるという最悪な流れも生んでしまいますから、そうなる前に「宿命的天職」を知るというのはとても大切なことです。

しかし、向いていない仕事に就く事で知れる「本当の自分」があったり、やりたい仕事に就いて初めて気付く「限界」も大切な試練です。
その後の自分の転職に良い意味で影響する「経験」は、ある程度間違った道を進んでみないと分かりません。

私もこの世界に入るまで、たくさんの間違った道を進んでいました。
どれも“帯に短しタスキに長し”、なりたい自分にはなれませんでした。
しかし、その経験があって気付かされた事に気付いた時の選択は、私の宿命そのものに描かれている世界になっていました。

ですから、今春社会人デビューした人も、これから新しく社会に出ようとしている人も、まずは本当の自分に気付く為にガムシャラに経験を重ねてください。
恋愛もそうです。たくさん恋をする事で、自分がどんな恋愛をするべきなのかに気付けます。

遅かれ早かれこういった経験が人間には必要です。
たくさん失敗して、後悔して、やっと本当の自分に気付くものです。

ただ、これが繰り返せるのは若い時の特権です。
若い時の迷いは、私が「そういう宿命ですから」と、これから起こるであろう予言を語っても解決できるものではありません。
しかし、少しずつ魂が成長するにつれ、この宿命を実感する結果になっていくはずです。

たくさん迷い、傷つき、悲しみと喜びを知る事こそが魂の成長に繋がります。
そして、どうしても越えられない限界を感じた時は、あなたの宿命から外れた選択をしている証拠です。

色々な占いがありますが、生まれた時から視る命術は本当にあなたの一生を語っています。
先に知るべきか、後から知るべきか、それはあなた自身が「今だ」と思った時が正解です。

でも、あなたがある程度経験を重ね、今、色々と迷うのであれば、必ず自分らしく生きられる道が見つかりますから、早めにご自身の宿命を知っておいて損はないでしょう。