タロットカード?!

「占い」と聞いて、皆さんはどう思うでしょうか?

面白そう!と興味を持ってくれる人もいれば、信じられない、自分のことは自分で決める!と好意的でない方もいるでしょう。

 

実は私、興味はあっても占いを信じられない人でした。

 

幼いころから色々な占い本を読んでいたのですが、どれを読んでも同じような事しか書かれてないし、他の頁を読んでも当たっている気がするし、同じ誕生日の人と運命同じとか絶対イヤだし!といった、“ヘリクツ”からの「占い信じられない人間」で、対面鑑定に至っては、お金を払った上に、当たっているフリまでしなくてはいけないなんて地獄…と本気で思っていました。

 

今これを文章として自分で書いてみただけでも、「わぁ、私、めちゃくちゃ生意気だったわぁ…」と思うのですが、私のこの考え方だけは基本的に今でも変わらず、「占いは何が当たるのか?」「占いのどこが信じられないのか?」を追及しているうちに“占い師”になった、まさにミイラ取りがミイラになった状態です。

 

ただ、そんな私が昔から唯一、その扱いに疑問が残っていたのが「タロットカード」です。

私が幼いころにタロットカードで遊ばなくなった理由は“思っていたカードしか出ないから”。

仕事にしてからもタロットカードをあまり使わなかったのは、「偶然の必然」に本当に意味があるのか確信が持てなかったから。

 

さすがに占い師をやる以上、カードを使う事もあるのですが、私がこんなタイプだからなのでしょう、私の場合、相談者が故意に何も話してくれないと、相談者の希望通りのカードが並ぶし、話を聞く限りどう考えても真っ黒なのに、当人に全く悪意がないと真っ白に出てしまったりします。

 

もちろんそんな誤差を考慮してカードの結果はお伝えしますが、実はそんな「まるで別人を演じた状態」がカードに現れた時こそ、本来の宿命鑑定が本領を発揮し、その人の人生における感情の成長具合がハッキリ視えてきます。

 

私にとってのタロットは、こういったデータを重ねる事で、私流の鑑定方法を見つけてきたものです。

 

色々な鑑定師がカードでの鑑定をしていますが、その鑑定方法や視方はそれぞれのオリジナルです。

 

もし、カードでの鑑定がお好きな方がいらしたら、占い師ごとにどういったカードの視方をしているのか質問してみるのも面白いかも知れませんよ。