全て運勢のせい!

「どのくらいの頻度で占いに来た方が良いですか?」

と、良く聞かれます。

占い師の模範解答は「3か月」とか「何か変化があったら」

でも私は、「年1回、健康診断的に来たら良いよ。せっかくなら運勢の変わり目(旧正月)の前かな」と言います。

これ、リピーター率を重視する“占い業界”としては、面倒クサイ占い師です。

実際、散々色々、色んな未来を聞かれ、ガンガンカードで鑑定して、「でも未来は変わるから!」と、え?それ占い?みたいなやり方をしている占い師はゴマンといるでしょう。

なぜこれが「正解」の占い師なのか、これは占ってもらう方がアホで、お金を払っておしゃべりカードゲームを楽しんでいるだけで、その時だけ“その気”になって結局何も変われない、逆に変わられてしまうとお客が来なくなってしまうから、業界的にそんなアホをカモにし続ける為の作戦なのか?

あ、すみません…うっかり日頃の愚痴が(笑)

で、私の鑑定はしょっちゅう来られても良くも悪くも、「だから言ったじゃん」になってしまうから、具体的な問題を抱えていない場合、多くても半年、下手すると数年ごとに来られる方が殆ど。

そうすると、私的にもその人の過去の暗示と実際に起こった事から、その人の未来の運勢を、この人ならどう受け止めていくか、おおよその内容も掴めるので、必要あれば数年後までの運勢の波を伝えて、いつまでに何をどう固めていくか?といった人生プランを、その場で一緒にザックリ認識してもらい、活動的な将来を目指してもらえるようにしています。

ただ、運勢は必ずしも頑張れば前向きという訳でもなく、人によっては「ごめん、今年は諦めて」という場合もあります。

それが前年などに入っていた場合、「去年酷かったね」というと、ほぼ「本当に酷かったんです!」と食い気味に返されます。

という事は、悪い事が起きるのは“あなた”のせいでなくて、運勢のせい。ただ、気を抜くと自分がその原因を作って、悪い事につながる場合もあるので、「運勢が悪いせいだ!」と言い切れるような内容に運命(命を運転する)を自分で調整した方が、諦めもつきやすく、後悔もしないで済みます。

はっきり言って、運勢がグチャグチャになる時は、何かが絶対グチャグチャになります。なので、グチャグチャになっても自分にとってリスクが低い事にエネルギーを傾けてくださいと言います。(例えば、仕事が忙しすぎてテンテコマイになるのと、恋愛や結婚が思うようにいかないのと、あなたにとってリスクが低いのはどっち?みたいな)

これ、何かに傾けておかないと、全てが負の連鎖をし始めるので超危険!(これが自分で原因を作るパターンにつながります)

逆に、面倒で絶対にモメる!みたいな問題(離婚調停とか裁判系など)は覚悟できているので、こういうグチャグチャ運勢に当てて、その他のところに面倒な運勢が流れて来ないようにする、なんて手もあります。

運勢は天気予報と一緒、数年先の年単位の運勢なんて、週間天気くらい正確です。

仕事を真剣にやっている人はこういうの気にしてますけど、殆どの人がこういう便利なモノも「占い」という胡散臭いモノ(実際ほとんど胡散臭いけど)と思って手を出さないのでしょうね。

これを使わずにいるなんてもったいないな…といつも思っています。