霊感の強い人

この仕事をしていると、霊感の強い人が分かります。
正確には、自称霊感があるという、霊感の無い人が分かります。

ちなみに、私は「お化け」を見ません。
オバケと思われる怖いモノを見た事がありません。
だから一般的に言われる【霊感】は無いと言って良いと思っています。

だけど、これだけ色々な人を鑑定していると、必然的に、オバケは見えませんが、「人」を感じる力は強くなります。

だから、いわゆる【霊感の強い人】を感じる事ができるので、霊感が【無い】のに霊感があるとか、強いとか、見えるとか言ってる人の【嘘】が分かってしまいます。

ただ、第六感として悪い影響を与えるモノを見てしまう人、という霊感の持ち主に関しては、見えてるのは嘘じゃなんだろうけど、それ見えちゃう&それ得意げに話しちゃう人、っていう「人間性」に先に反応してしまうので、私はお友達になれません。

で、今日お話ししようと思ったのは、霊感がある【嘘】をつく人に関してです。

ってか、何でそんな嘘をつかないといけないのか?

それは、「その嘘をつく事で得をするから」。
その嘘をついて【お金】や【名誉】を獲得しているから。

ぶっちゃけこういう人は、見えて何の得にもならない“オバケ”すら見えていない、第六感の乏しい人、っていうか、それ以前に根本的な部分、“五感”が鈍感な人に多くみられます。
そんな状態なのに、「そんな気がする」を霊感と思い込む事で、第六感が強いと勘違いもしています。
(養成所?でそう教わるらしい)

要は、思い込んでいるので本人に悪意はありません。
ただ、五感ですら微妙、第六感もロクにないのに、あると思い込んでお金儲けをしている人は、本当に危険。

ぶっちゃけ、霊感を持っている事を「仕事」にしている人に【幸せ】に見えない人は多いです。

なぜそうなるのか?というと、霊感が無いのに、霊感の存在する世界を追いかけて知ったフリをするので、そちらの世界の悪い何かに捕まりやすい。
そして、そもそも霊感が無いので、変なモノに捕まった事に気付かない。
だから知らないうちに自分の生気を吸い取られるような事が起きやすくなり、その人の周りが変化していき、その人に集まるお客さんに偏りが生じ、相乗効果でジワリジワリと蝕まられていく。

この霊感って結構使い方は難しいんだと思います。
本当に霊感の強い人で、それを売りに仕事にしている人ってあまりいないし、いても、そのせいで苦労してきている人ばかり。

人生途中から【霊感】が強くなった人は、決まって“何かを失った”代わりに霊感を得ていたりするから、それがある事が凄いっていうのは、それだけの代償を支払っているからで、現世で健康的に生きる為に必要な力ではないのだと思います。

ただ、現代社会においても、あって良い霊感というものは皆さんの中に眠っています。
例えば、大事な人を亡くした時に、その人からのメッセージを感じる事ができる霊感。
これはオバケが見える意味の霊感とは全く違う、感じ合う力。

だから、普段オバケを見ない人も、こういう時は不思議な現象を経験しますし、何より、こういった感じ合う力は、決してネガティブではないので【怖い】と思わない。

そして、こういう“感じ合える”力に強い人は、自ら『霊感が強い』とは言いません。
なぜなら、霊感=悪いモノが見える力 というネガティブな感覚とは別の力だから。

ここを理解せずに、霊感を語ったり、またその意味をちゃんと理解せず、スピリチュアルな奇跡を期待し、霊感を仕事にしている人に会いにいくのはどれだけ危険なのか、という事に気付いていただきたいです。