その向き不向き、間違っているかも!
どんな仕事にも“感性”は必要です。
比較的早くその“感性”に気付いて、その仕事がやりやすくなる状態が、向き不向きで言う「向き」の状態で、いくら仕事をしても、その“感性”が生まれにくいのが「不向き」の状態。
そして、他の人からその感性のなさを指摘される事で、より、苦手意識を持ってしまう状態が“不向きから来る負のスパイラル”です。
なんでも要領の良い人はいます。
何をしてもすぐ出来るようになる人…
でも、そういう人も、全てが何でもできる訳ではありません。
「勉強はすごいけど、人としてどうなんだろう…?」
「スポーツはすごいけど、全く漢字が書けない…」
学生時代にいくらでもいたと思います。
最近、コロナ禍のせいで、社会人1年生が鑑定に来ることも多くなりました。
この秋からやっと出社する事になったが、半年リモート研修をしていただけなので、体感は大学卒業時のまま、社会人としての仕事の「感覚」が掴めず、精神的にかなりやられている、なんて話も聞きます。
そういう子の宿命を鑑定すると、本当に真面目で社会性が強く、本来であれば新入社員として重宝されるタイプなのですが、雇っている会社側も、コロナの影響が強い程、冷静に新入社員を教育する余裕がなくなっているようで、まさに負のスパイラル…
本当に残念に思います。
普段なら、「向かない仕事に気付けたのだから、今度は向きやすい仕事をしてみよう!」と、宿命から適職に近く、本人も興味の持てる仕事を探していくのですが、今は、“向いているのに向いていないと勘違いして折れてしまった心”を捨て、完全リセットする「前向きな勇気」が持てる、心のあり方を、本人の宿命に合わせてお話しする事が多くなりました。
向いているはずなのに、向けず、後ろ向きになって不向きと思う。
これを元の「向いている」に戻すのは大変な苦労で、今のコロナ禍での現状から、コロナ前に想像していた自分にとってのベストに戻るのはほぼ不可能でしょう。
今であれば、前向きに「コロナのせい」にすることができます。
色々な立場の人が、様々な影響を受け、それぞれに何かネガティブにはなっているはずです。
でも、ネガティブなままでは自分だけが辛いだけ。
コロナのせいにして「できない」と諦めるのではなく、コロナのせいにして「やってしまえること」に気付けると、向き不向きに気付けなくても、前向きにはなれるはずです。