どこまで伝えるべきか?
一期一会で鑑定するような人でも、もう何年も鑑定し続けている人でも、この鑑定結果をどこまで伝えるか?を迷う事はあります。
私が使っている占術(というか占いそもそも)の決まり事として、ウソを言ったら自分に災いが返ってくる・聞かれない事は話さない(占わない)、というようなものはあるのですが、前者の「ウソ」に関しては、自信を持ってお伝えしているので自分ではしているつもりありませんが、後者の「聞かれない事は…」に関しては、お客さんが何を聞いたら良いか分からないとか、パフォーマンスとして想像していないけど、宿命的になりやすい未来は話しちゃうので、やっちゃってると言えます。
ただ、これらには「裏」もあって、ウソに聞こえるような言い方をしなくてはいけない場合や、聞かれてない事だけど言わないと大変な事が起きる何てこともあり、結局は本人に自力でどこまで無意識に行動してもらえる“気”を持ってもらえるか?が勝負と考えています。
ぶっちゃけ、恋愛に関しては体の関係まで持てていれば、いう通りの事をしてもらえれば大抵何かしらポジティブな結果に繋がります。
なぜなら相手の理想に合う行動をお願いして、その結果を見つつ行動を追加していくので、相手からしたら理想の人に見えやすくなります。
そのくらいの事、誕生日を使った占いを本気で使える占い師であればできますが、結局行動するのは本人なので、本人がどれだけ自我をこらえて言われた通りの自分を演じられるかなだけです。
ただ、それが上手くいくのと、幸せになるのは違います。
自我をこらえて演じて、結果は充たせても、その先も演じ続けないといけないのは辛いモノだし、その結果の先で「自分」に戻ってしまうと逆に大きな反動が生まれてしまいます。
ただ、決して幸せになれる相手ではなくても、本人が願うなら“その方法”をしっかり伝えますし、その方法が結構面倒で本人も微妙な顔をしたら「やめた方が良いのでは?」とも言います。
恋愛くらいなら、透視やら変なメッセージみたいな力なんか使わなくても、「誕生日」と相談者がいればいくらでも現実の想像ができるので、本人の思考の方向を修正する事は可能ですが、問題は、超相性も悪く、時期も悪く、やっている事も悪いのに「来月結婚するんです」と揃って鑑定に来た時。
さすがにソレ(本当の事)は言えませんから、もう、どうしようもないので、とりあえず離婚しないで済む方法として、お互いに依存しない、子供を作らない、一緒に仕事をしない(または仕事以外別居)、親族と仲良くしないなど、個人を尊重する方向でお話をしていくしかないのですが、結婚してても苦労、結婚してなくても運勢的に苦労の時だったりするので、それならまだ、せめてお互いが自分の為だけに生きて、仲の良いカップルのままではいてもらいたいという思いを込めて、これからの生活で気を付ける事を具体的にはお話しします。
恋愛も結婚も仕事も全て、本当に宿命と運勢と経験が物凄い絡み合って「結果」に繋がっています。
だから今はダメでも数年後は大丈夫だったり、出会いの時期で選択をミスしてしまったり、経験として必要な失敗をさせられてしまったり。
ただ、それを過去経験していなければ、未来に経験させられるし、その経験をさせられやすくなる運勢が重なってくる時にソレは起こりやすい。それが本当に起きて困ってしまうような状況になっていると大変なので、その運勢が起こりやすくなる前に経験しておきましょうとか、そういう事を知れたら、人としてどんどん丸く成熟していくはずなので、私は聞かれていなくても話してしまう主義でいます。