オススメの「赤ちゃんの名づけ」方法
先日、出産予定の「赤ちゃんの名前」についての鑑定を希望されました。
私の姓名判断は、基本的に生まれ持った宿命と親の宿命を合わせ、未来のビジョンをある程度固めた状態に合った名前を付けるのがベストと考える為、生まれる前にある程度の候補を絞ったうえで、最終的には生まれた日から総合判断します。
ただ実際、出産後に【姓名判断】で名前を決めるのはなかなか大変です。
その為、この方法はあまりお勧めではありません。
だからと言って、親が姓名判断で事前に名前を決めるのも、それほどオススメではありません。
じゃあ、何がオススメかというと、
【どんな音で呼んであげたいか】をちゃんと考える事です。
名前にはすでにイメージがあります。
極端に言うと、水商売等で使われる源氏名や、芸名は、そのイメージを使ってより魅力的に見せたり、名前の響きを借りてキャラを確立する為に使用されます。
実際、どんな音で呼ばれるか?によって、本人の意識する性格の部分に影響を与えているような事は実験で証明されていたはず。
だから、名前は「画数」ではなく、その音の印象に大きな意味があるのは間違いありませんし、実際姓名判断が完璧なのに、全然求めていた結果と違う大人になっている人もかなり多いです。
そういった事を総合して、私のオススメする「赤ちゃんの名づけ」
①どんな音で呼んであげたいか?自分の経験からイメージを持つ
女の子の場合、ア行、カ行、といった「行」のイメージから考えるとわかりやすいです
②「音の雰囲気」が決まってきたら、何文字にするかも考えながらいくつか発声してみる
男の子の場合、特に文字数でイメージが変わりやすいので色々考えてみましょう
③こだわりがある場合はココで足す
子を付けたい、郎を付けたいなど、漢字等に拘りがある場合は、ここでプラスする
ここまでジックリ進ませると、ある程度の候補に絞られるはず。
姓名判断に拘りたい方は、それから漢字を当ててあげるようにしてください。
ただ、姓名判断は、名字がある段階で限界があります。
姓名判断で出るマニュアル的な結果は一長一短。
実は、何が良くて何が悪いというのは捉え方次第で、その結果は時代によって“正解”が変わります。
平成の終わり頃から生まれてくる子の常識が大きく変わっています。
そして、この子達が大人になる頃には、この子達の常識で物事を考えられないと、幸せになりにくいです。
という事は、未来を生きる子供の名前を、今の常識を生きている親が、「幸せに生きられるように」と願いを込めて、わざわざ姓名判断で付けた名前は、新しい時代で生きるには不向きな画数の名前になってしまう可能性もあります。
今回の相談者も、安定して生きる為、家のローンが支払らえるように、ちゃんと就職できるように、良い奥さんをもらえるように、等なかなかの拘りをおっしゃる方で、候補にあげた名前の漢字は、画数の多いモノばかり、残念ながら、全く“子供自身の未来”を考えているとは感じられませんでした。
そもそも「赤ちゃん」は、親からDNAを、家系から因縁を受け継いでは生まれますが、その魂の内容は何も受け継いでいない、赤の他人です。
だから、その子に自分達の力で与えてあげられる唯一のモノ、それが「名前」と考えるべきです。
何と呼んであげたいか?どんな母音を耳に残したいか?
一番聞く音をどんな音にしてあげたいか?
実はそれが一番、子供にとって親の愛情を感じられる素材になるはずなのです。
そして、最後まで迷う名前があるなら、決めるのは、実際にその子と会った時に「なんと呼んであげたいか?」お母さんが決めるべきだと私は考えます。