スイセンの花言葉

ゴールデンウイークも、もう終わりですね。お休みだった方も、そうでなかった方も、良い思い出は作れましたか？

今年は天気にも恵まれて、近場にある花スポットも例年より人気だったみたいですね。

そんな、今まさに満開の花の１つ「スイセン」の花言葉について今日はお話ししようと思います。

スイセンの名前は、ギリシャ神話に出てくるナルキッソスという美少年が由来になっているそうです。
その容姿から、周囲の女性を虜にしたナルキッソスですが、彼は、自分の美しさを鼻にかけ、自ら誰も愛そうとしなかった為、
復讐の女神ネメシスに「自分しか愛せない呪い」をかけられてしまいます。
その結果、彼は水面に映った自分の姿に恋をし、叶わぬ恋に憔悴し息絶えたしまいます。
そのなナルキッソスの姿が、水辺に咲くスイセンに変わったのだと言われています。

そんなスイセンの花言葉は“自己愛”“自惚れ”そして“もう一度愛してほしい”です。

自己愛・自惚れ…これだけ聞くと、何だか悲しい花言葉のように感じるかも知れませんが、是非、
清楚に凛と一点を見つめて咲くスイセンの花を、自分自身と重ねるように、この花言葉の意味をあらためて感じてみてください。

“自己愛”とは、自分を愛する事。（ワガママは自己愛ではありません。）

でも、ちゃんと自分を愛すって難しいですよね。
だからと言って、自分の抱えるコンプレックスを隠す事に必死になって、ついつい猫背な生き方をしてはいませんか？

“猫背な生き方”は、自然と伏し目がちになり、呼吸も浅くなってしまいます。
見えるものが見えず、吸収できるものが減ってしまう…
そんな生き方は楽しくありませんし、自分を素敵に見せる事もできませんよ。

自分を愛する事ができる人は、キラキラした自分でいる為に、“コンプレックスを抱える自分ごと愛する勇気”を持っています。

そしてこの“コンプレックスごと愛する勇気”はオーラとなり、そのオーラに呼び寄せられるように、素敵な人や幸せも集まってくるのです。

“自惚れ”とは、自分に惚れる事。（人よりも優れていると思い込み、他人を見下す事ではありません。）

もちろん行き過ぎてしまうと問題ですが、自分の事を凄いと思い、信じる事で想定外のパワーを発揮できたりするものです。

実は、人に愛されるのは簡単です。

ただ、自分を愛し、自分に惚れていないと、どこを愛してもらえるのかに気付く事ができません。
自分の良いところを知っているから、自分の良いところを周りにアピールし、愛してもらう事ができるのです。

自己愛・自惚れのある人は、自己ＰＲが上手です。
テレビショッピングのように、この商品は良い！と信じる人が宣伝をするから売れるのと一緒です。

スイセンの花には、こういった、「自分らしさへの自信・誇り」が詰まっています。

もし、今まで自分に自信を持てなかったが故に、終わってしまった恋があるならば、
このスイセンのように、もう一度「凛」と咲き誇れる自分を目指してみてください。

その時こそ、最後の花言葉、“もう一度愛してほしい”が活きてくるかも知れません。