タロットカード、正解・不正解

私は主に、生まれた時を基準にする「命術」を使って鑑定をしています。
それだけで大抵の事は鑑定できるのですが、問題によっては、「卜術」という易やタロット等を使った方が視やすい場合もあるので、サブアイテムとして、これらから与えられる“暗示”を利用しています。

タロットカードといえば、占い雑誌の付録にもあったりするので、占い好きであれば一度は試してみた事があるでしょう。
解説本もたくさん出ているので、独学でリーディングできるという人もいると思います。

ただ、はじめの一歩として使いやすい「カード占い」だからこそ、間違って捉えてしまっている方を多く見るので、今回は、穂粋流の“正しいタロットカード占いのポイント”についてお話ししたいと思います。

まず、自分でタロット占いをやる場合、「どの場所にどんなカードがあるか」なんていちいち解説本を見ながらやっていてはツジツマが合いません!
もし、本当に初心者で、解説本を読まないと意味が分からないのであれば、出てきたカード全体を見て、明るい感じか暗い感じか、ただピンときた感覚だけで読んでみてください。
色味やそこに出ているキャラクターの雰囲気から感じる、その“印象”だけで、暗示されている雰囲気は掴めるはずです。
その為にも、そのカードの意味を覚えるのではなく、各カードの絵柄が“どういうシーンを表しているのか”という根本的な部分だけはお勉強しておくと良いでしょう。

次に、プロアマ問わず、タロット占いをしてもらった時、「このカードが出たからダメ」みたいな解説をされたら、こっそり他の人に鑑定しなおしてもらいましょう。
だいたい、出てはいけないカードなんてありません。
きちんとリーディングできていない人程、カードの意味としてよく書かれている内容に囚われすぎて、そこから結論を急ごうとします。
カードはあくまでも「問題に対する暗示」。
その暗示を読み説いて、いかに相談者が納得できるように伝えられるか、そこにひらめく事ができる人であれば、そんな表現をする訳がありません。

あと、タロット占いをする間隔についてですが、最低1か月は空けるとか、3か月は占ってはいけない等、諸説?ありますが、私は好きな時に占って良いと思っています。
ただ、実際鑑定する側からすると、1週間ごとに全く同じ状況の問題について視ようとしても、2か月目くらいからはボケてくるというのが本心です。

きっと、鑑定する方とされる方とでシンクロを起こすのでしょう。
自分で自分を占っているような感覚に陥り、鑑定師として100%の感性が発揮できなくなる気がします。
もちろん、そうなる旨は伝えて鑑定していますが、もし、同じ事に関して短期間で何度も鑑定をしたい場合、少しでも良いので状況を変化させてから占うようにしてください。
そうすれば、連日のタロット占いであったとしても、繰り返し鑑定する意味が生まれてくるでしょう。

タロット占いをするにあたって、一番重要なポイントは「自分自身に気付く事」だと感じます。
分かっているけど認めたくない、そんな問題がある時こそ、カードで今の状況を客観的に視てもらうと効果的ですよ。