占い、結局受け止める側次第？の可能性

先日、最近大きな問題を抱えて、はじめて「占い」を受けるようになったという40代の男性からの第一声で、

「色々な先生に相談をして、その度どの先生も素晴らしい先生だと感じてはいるのですが、皆さん言う事が違うので、良く分からなくなったのですが、なぜそういう違いが出てくるのですか？」

と、言われました。

確かにそうですよね。

実際、他の先生のアドバイスに対しての理由を聞かれる事は多くあるので、それを解説できる限りお話しした上で、私の方向での鑑定内容を伝えてはいたのですが、「なぜ違うのか？」という根本的な質問からされた事が無かったことに気付き、ハッとしてしまいました。

ですので、この部分についての私流の解説をさせていただきます。

私は根本的な部分を「命術」（誕生日）を中心に鑑定をする為、同じ生年月日を使う占術でどう鑑定されたか、その内容を聞けば大体その理由を理解できます。

（人相や手相といった相術も同じような事が言えます）

ただ、その内容をどう捉えたかは本人次第になるので、それを伝える人間と、聞く人間の相性というのが、一番の問題です。

分かりやすく言うと、5人が同じリンゴを食べているのに、

Ａ「このリンゴ美味しいね！」（美味しいかマズイかでいうと）

Ｂ「私はもっと甘い方が良いなぁ」（それなりだけど、理想はもっと）

Ｃ「この値段のリンゴにしては甘い方だよ」（今の状況では良い方）

Ｄ「このリンゴでアップルパイ作ったら美味しそう」（違うアプローチもあるね）

Ｅ「でもリンゴ、薬臭くない？」（根本的な問題が違う）

と、意見が分かれている状態になっているという意味です。

同じリンゴ（現実）でも感じ方や表現方法は人それぞれ。

ですから、たくさんの先生に鑑定してもらうのは決して悪い事ではありません。

ただし、言われるままではなく、自分にとって、どの人の意見が一番（本当の意味で）心にヒビいたか、純粋な感覚を見失ってはいけません。

どんな問題でも、その時の自分が「一番納得できる（希望が持てる）前進方法」だと感じる鑑定を受けられるまでは、自分なりにたくさん考えて、色々なパターンの相談を続けるべきではないかと私は思っています。