占いは受け方次第
「占い」を受ける人のほとんどは、恋愛や仕事に関して悩みのある人です。
仕事に悩みのある人の多くは、転職や職場の人間関係について。
恋愛に悩みのある人の多くは、相手との関係性に関して。
基本的に今の思いや判断が正しいのか、どうしたら良くなるのかなどを聞きに来られるので、今のネガティブな状態を分析し、どうしたらポジティブになるのかをお伝えするのに時間を使ってモヤモヤを解消するというのが私の鑑定になるのですが、ここで問題なのが、仕事であれば「その通り」、恋愛であれば「相性が良い」場合、私がお話して伝える事が無くなってしまうという事です。
例えば、
相談者:「今、こんな仕事をしていて、それよりもこっちの方が向くと思って、春頃に転職を考えているのですが…」
私:「はい、その方が合っていますし、その時期もベストです。その通りで問題ありません。」
………終了。
相談者:「この人とお付き合いしているのですが、相性どうですか?」
私:「良いですね、今の年齢とあなたの経験からこの人を選んでいますから、順調にいきますよ。」
………
私:「何か彼とのことで引っかかっているところありますか?」
相談者:「いえ、ないです。」
私:「ですよね。」
………終了。
といった感じです。
そんな時は、「占いって良い結果だと話す事なくなっちゃうのよね~」と笑い合う感じになります。
もちろん、他にも色々な視方で鑑定するのでそれだけで本当には終わりませんが、まれに、相談される方にある程度自分について考える癖がついている方もいて、そういった方は、自身の判断が正解であるかを確かめに来て、その上で、プラスアルファのアイデアを持って帰ろうとされるので、こちらとしても話をどんどん広げる事ができ、ご本人も考えなかった新しい可能性等の話を伝える事もできます。
占いに訪れる方にはそれぞれ、様々な理由があって来られます。
遊び半分で来られる方も、占い師の言葉に人生を賭けてしまうような方もいます。
悩みに重い軽いはあるかも知れません。
ただ、どんな重さであっても、その問い方によって導かれる鑑定内容が大きく変わる事を自覚されている方はあまりいらっしゃらないように感じます。
もし、今迷いや悩みがあって、ある程度自己分析できているように感じているなら、「問い方」を意識して占いを受けてみると新しい発見につながるかも知れません。