美容師免許・オールウェーブの件
ニュースで、現場で全く使わない「オールウェーブ」が国家試験で採用されているのはどんなんだ!という話を見ました。
実は私、理容師と美容師のWライセンスを持っています。
通信で約5年、続けて通って取得したペーパー理美容師。
昔は和装ブライダルの美装をガチでやってたり、エステ講師をやっていましたが、この時は理容も美容もどちらの資格も持っていませんでした。
なので、今さら何の為に?な資格取得でしたが、まぁ、結果的に何かしようと思ったら「資格」はあります(笑)
で、このオールウェーブ、本当にただの工作。「実際もう美容室でオーダーされないんだから、こんな事の為に時間を費やすなんて!」って話ですが、私的には、ヘアセットの現場で使っていた技術がこの技術に組み込まれているのは実感していました。※恥ずかしながら写真は自分の試験の時のウィッグ、これでも受かりました(笑)
私は過去に和装のヘアセットもしていました。と言っても本業ではなかったので、ブライダルの前撮りのみ。必要なセットの勉強はしていましたが、当時は美容師免許も持っていなかったので、櫛の使い方からピンの打ち方まで器用にできず、時間もかかっていました。(その代わり着付けは超っ早)
そういった現場を離れてから取り組んだ「オールウェーブ」試験、コツを掴むのにある程度センスが必要だからこそ、正確さよりも、作品としてバランスを採点されるような内容と判断し、短期集中“落ちない方法”を色々考えさせられました。
でも、この訓練を若い時にしていたら、あの当時の「ヘアセット」も、もっと上手くできただろうなぁと思うので、これはこれで無駄な試験って訳ではないと思いました。
美容師の離職率、3年で60%。相変わらず高い数値のままなようです。
美容師さんで鑑定に来られる方も多いですし、“この子続かないな…”と感じる美容学校に通っている(通おうとしている)人も多くいます。
ただ、何か行動した事によってつながる、新しい気付き(未来)は必ずあります。
そこに正しい順番はありません。(便利な順番はあるけど 笑)
若い時は体力も度胸もあって勢いで何とでもなりますが、年齢を重ねると頭でっかちになって行動に対する対価から逆算してしまいます。
若い時は不器用なので時間がかかりますが、年を取ると要領を知るので、目的への達成方法に早く気付きます。
どちらも一長一短、何かをはじめるのに「遅い」はありません。
ただし、心身が健康である事は絶対条件です。
人生100年、最期まで「健康」で寿命を全うできるなら、死ぬまで何でもはじめられるはずです。