双子の鑑定
誕生日の鑑定をしていて、一番気合いが入るのが、同じ生年月日の人が同時に鑑定を受ける時と、一卵性の双子の鑑定だと思っています。
同じ誕生日の友人が別々に鑑定に入られても、観相やある種のコールドリーディング的なテクニックで、同じ宿命をどう消化して生きているのかを感じたり、何よりも育った環境や親が違うので、出来栄えが違いますから、その本人の今に合わせた鑑定をするのは全く難しくありません。
ただ、同じ生年月日の友人が同時に鑑定に入られ場合、本人達が宿命や運勢をリンクさせたがる為、そこに無意識レベルの同調を起こしてしまうと、意見や顔つきが変わるので、そこをどう見逃さないか?が決め手になると思っています。
そんな同じ生年月日の人を同時に視る際にかなり重要になるのが「生まれた時間と場所」ここまで同じ可能性は他人の場合低くなる為、「その宿命でその時間に生まれたら、同じ事柄でもこう感じる」という部分を解説すると、本人達が起こそうとしていた“リンク”が解ける事も多く、同じ生年月日でも全く違う人格になる事をきちんと理解して納得してもらえます。
ただ、これが一卵性の双子となると、よほど時間差があって生まれない限り、生年月日時に育った環境、そして親、全てが同じとなり、テキスト上は同じ鑑定結果になります。
でも、同じ人はこの世に2人いません。だから絶対に違います。
同じように、2人いないという意味で、指紋のように、手相も必ず違うので、生まれた瞬間から「同じ宿命を授かった2人」を違う人格として判断するには手相を視るのが一番未来予測になると言えます。
ある程度大人になって、2人が同時に「占い」を受けた場合も、同じ生年月日の友人が同時に鑑定を受ける時と同じように、無意識に同調してきたとしても、常に相手を意識してきたからこそ生まれる空気は出るので、観相を加えれば双子同士の宿命的・運勢的なポジションはしっかり鑑定する事ができます。
ただ、問題なのは、一卵性の双子が別々または、片方のみ鑑定を受けた場合です。
どんなに仲良いという設定で鑑定を受けていても、それを感じるのは片方からのみ、逆にそうでない方からは相当ネガティブな印象を受ける事が多いです。
ただ、どんなに仲が良くても悪くても、一卵性の双子として一緒に育った以上、自分同じ宿命を授かって生まれた人と一緒に生活してきたという、人がもしかしたら一番恐れているかもしれない「孤独」を当たり前に感じにくい設定で生きてますから、その環境が「人への依存心」に影響を与える事は間違いないと感じます。
だから、一卵性の双子は、双子の相手に嫉妬心やコンプレックスを抱いたりすると、他の人に「仲の良かった時の自分達双子と同じくらいのコミュニケーション」を求めやすくなり、結果的に執念深くなりやすい。
こういった事を引き起こしやすくなるのは、やはり育つ環境や親の愛情・教育にもよるのですが、特別なモノを持った環境に生まれたから、それだけ良い事と悪い事、両方につながりやすい事が起きる可能性が出てくるのは、どんな宿命を与えられても同じ事と言えます。
ちなみに、赤の他人でも「双子の相性」と表現する事がありますが、その相性で結婚をする場合、かなりの試練、ネガティブな状況を一緒に乗り越える力が無いと破滅しやすい、大変面倒な相性ですが、双子と同じように「孤独」から逃れる方法を知る事ができます。
どんな宿命で、どんな試練を乗り越える必要があるのか?
それは育つ環境や親によって人それぞれですが、宿命なりの試練ですから、知れるなら知っておいた方が安心して頑張れると思いますよ。