またまた富士登山 笑
ハタチ位に「一生に一度は富士登山」というパンフレットを旅行会社の前で見て、親友と富士登山にチャレンジした時、スニーカーにリュックサック程度、説明書きにあった荷物だけ持ち、何事もなく登頂、山頂でのご来光待ちが寒すぎてブツブツ文句を言ってたのと、木の生えない山がこの世にある事を始めて知り、早く東京に帰りたいと思った程度の記憶しかありません。
その経験がどれだけ貴重だったかを知ったのはそれから10年以上先の話でした。
実は2018年の富士登山を最後に、「もういいかな…」って思っていました。
それは、あまりに外国人観光客が多く、常識が通用しなくなってきたから。
そんな時に2020年外国人が来日しなくなり、今がチャンス!と富士登山を再開しようとしたら、この年は閉山、2021年はここしかない!と前から1度したかった1合目から剣ヶ峰までの完全登頂&まん丸ご来光を体験できたので、もう満足、これで富士登山に未練無し!と思っていましたが…
今年、お遍路仲間が富士登山にチャレンジしたいと言っていたので、私も行った事のない、初心者女子に人気の「プリンスルート」での登山を企画、宿に宿泊中に予報をはるかに超えるの地獄の強風に見舞われ、登頂はもちろん、下山ルートも変更せざるを得なくなり、さすがに可哀そうだったので、過去登頂できなかった事のない、吉田口のご来光館泊指定のガイド付きでリベンジ。
で、また、2日目は結構な強風&雨でしたが、とりあえずガイドさんのおかげもあり、登頂だけ果たし、逃げるように下山。
「じゃあ来年は、ご来光や、お鉢めぐりを目指して頑張りましょう。」って事になりました。
私にとっては10回目の富士登山になったのですが、本当に毎回本当に違う体験をします。
写真はブロッケン現象。
11年前、剣が峰に向かう上り坂の途中で、富士山頂にブロッケン現象を見たのが初めてで、今回は自分達の影ではじめてソレを見れました!
毎年行くにしても、これだけ気候変動がすごいと、良い日を狙うのが難しいです。
基本的に大丈夫ですが、もし登山を予定した日の天気予報が台風等に当たったら、変更やキャンセルする前提でいます。
でも、実際に登山に向かう人の恰好や、テレビ等で富士登山の映像を見ていると、知らないからでしょうが、本当に甘く考えすぎだよ…と思う事が多いです。
吉田口からの富士登山なんて、装備さえちゃんとしていれば、あとはお金だけで何とでもなります。
足元しっかり、しっかりした雨具、濡れないようしっかりカバーされたリュックの中に防寒着とヘッドライト。
それだけで行けるくらい、宿ごとに水の食料もいくらでも買えます。
なのにその最低限を無視して、いらないモノばっかりザックに入れている人が多すぎ。
メイクなんてできませんよ、水ないから歯磨きできませんよ、着替え?そんな空間ありませんよ、全部下山しないとできませんよ。
天候が良く昼間の登山を選べば、高尾山気分で登頂も出来ます。
ただ、それ前提で、ちょっと防寒着追加程度で1泊登山に向かうのは無謀すぎます。
一生に1度は富士登山、是非お勧めですが、必ず「ガイド付き」「道具レンタル」をオススメします。
そして2回目の富士登山を考えた人は、道具にお金をかけましょう。