【霊感】について

先日、久々に“まとも”な話をしました笑

私がこの仕事をしていて一番コンプレックスになっているのが【霊感】という「ことば」です。

なぜかと言うと、占い=霊感 という社会的常識のおかげで、霊感があると言い張る凡人が、好き放題“そんな気”になって、勝手に人の人生に口出ししている様子を散々見せられているから。

そういう人に限って【気持ち悪い】人が多いから、結局、私が「占い師」と名乗った段階で、変な目で見られて“霊感語る変な人”と警戒されるので、それを修正する時間が無いと、一般社会の繋がりの中での私は、占い師だから「近寄らない方が良い人」という噂だけが広まる結果になってしまいます。

だから、できるだけ自分の仕事の話はしないように努めてきましたが、それでは“仕事”でなくなってしまうので、最近積極的に【本物の占い】をアピールするようにしています。

そんな活動の中で、久々にまともな話ができた一般の人がいたのでご紹介。

その人とは、某コミュニティーで半年ほど前に知り合いました。
私が占いの仕事をしていると言ったら、「僕の周り、占い師が多いんですよ」と言われ、いつものクセで、私はとっさに「統計学の占いなんで霊感とかではないんです」と返した記憶がありました。

先日はじめて打ち上げの場で席が隣になったのが切っ掛けで【霊感】について話をする流れになりました。

設定は、彼(以下:A)は「オーラ」を見る事ができ、その人が良い人か悪い人かを感じる事ができる一般の人、私は“霊感”ではなく統計学での占いを専門にしている占い師、他にそれを興味深く聞いている人が数人(B・他)。

A:僕はオーラが見えるよ。
B:えー!
私:オーラって電気みたいなモノだから、機械で計る事もできるし、練習したら見えるようになるよ
A:そうそう!
B:私、この前視える人に、オーラは黄色っていわれた。
A:黄色…、いや違うよ。ちょっと待ってね(メガネを外してじっと見る)
私:うん(見えないけど)黄色ではない
A:今は〇〇色だね
私:オーラってその時の具合によって色変わるから…(見えないけど)
B:そうなんだ…あと占い師にラッキーカラーはオレンジって言われた
A&私:えっ!!!無い無い!!!
A:オレンジってのはダメだよ
私:オレンジってババァに似合う色だよ!
B:え…でもこの人に視てもらったんだけど…(スマホで写真をみせる)
A&私:わ!!!無い!無い!
私:この人全く能力ないよ、思い込みだから変なのもらうよ
B:そうなんだ…、まぁ仲良い訳じゃないし信じてる訳じゃないから、、、

みたいな会話。
結局、Aさんのように感じる能力のある人と、私のように絶対霊感をうたわない占い師、相反するような設定でも、ちゃんとした人の最終意見は一緒なんです。
色々話した結果、Aさんにも、「橘さんってどっちかな?って思っていたんです」(それなら信用できますの意味)と言われましたし、私もAさんがそういう感覚で話せる人と知れて安心できました。

ってか、なぜこんな面倒な「意思疎通のタイミング」が無いとお互い信用できなくなっているのかと言うと、誕生日の占いをメインにする人の多くが、データ好きなマニアで、霊感が無くても覚えるのが得意だとその業界では自慢しあえる為、程々高学歴のリタイアしたオジサンがハマりやすく、データがテキストの丸暗記なので、決めつけだけで納得させられない(当たらない)くせに、態度だけがデカかったり、また、勉強も苦手で、何の感性も持たない一般の主婦が、何者かになりたくて、自己啓発的なものをスピリチュアルという見えなくて正解のない甘えた世界に求め、「この講座を受けたら占い師になれる」とか都合良い言葉に乗せられて“気のせいは立派な霊感!まずはソレを信じる事!”とすり込まれて世に放出されているから。

まず、根本的な部分をもっと皆に知って欲しい!

これは私が思う「一般の人の感覚」としてですが、皆さんの言う【霊感】って「オバケが見える」事で、これって、この世に未練を残してウダウダ言ってる低次元なモノにラジオみたいにチャンネルを合わせがちな人って事。
そんな人が、「霊感あります」って占いやってて、占ってもらいたいですか?
だから占いを信じない人が正常という事になるし、占い師は仲良くしない方が無難となる。
じゃあ、そんな霊感ある人に何を見てもらう?と考えると、「憑りつかれているかの確認」くらい。
だとしたら、「憑りつかれている」と言われた方が納得するから、霊能者は「憑りつかれている」という。
で、今度はそれを払う為に…って話になる。

これ、霊感商法ですよね。
霊感の占いって、本当はそういう事です。
オバケと繋がれる人が、あなたの恋愛成就の方法を語れる訳がない。
ってか「霊感占い師」で、他人に恋愛アドバイスできる位の恋愛経験ある人見た事ないしね。

だから私は「霊感」があるという事は絶対に言いません。
まず、お化け見た事ないし。(でも憑依経験ある 笑)
何か見た時はハッキリ本物に見えてるからオバケと思ってないし、怖くないし。

ただ、誕生日だけを使うとはいえ、第六感はかなり使っています。
自然と使っているし、見えてないけど思い付きます。

だから、隣のブースで霊感の鑑定をしている占い師が「霊感」どころか「第六感」すら無いのも気付けちゃいます。
そういう人は必ず「運勢は変わるから♪」と明るく言います。

いや、運勢は変わりませんよ。
だからちゃんと1回鑑定を受けて、きちんと理解できれば、もう数年私の鑑定を受ける必要はありません。
これが【本当の占い】だと、今日も誰かに伝わると良いな…とコツコツ活動しています。